①の続きで築造した時代や年代、特徴や魅力を紹介していきます。
6.弘前城【青森県】
慶長16年(1611年)に二代藩主信枚が造り始めたが、落雷があり永4年(1627年)に焼けてしまいなくなります。今ある天守は文化7年(1810年)に再建されたもので、別名では高岡城、鷹岡城とも呼ばれています。特にさくらまつりの時に見に行くと、絶景をゆったりと楽しめるためおすすめです。
7.丸岡城【福井県】
天正4年(1576)に柴田勝家の甥である勝豊が築城し、今ある現存する城の中でも古いと言われています。しかし、慶長18年(1613年ごろ)という説もあり、定かにはなっていません。中に入って見ても歴史を感じられる造りになっていて、景色も一望でき楽しめるため観光客でも賑わっています。
8.備中松山城【岡山県】
延応2年(1240年)に秋葉重信が築城し、毛利家の城塞として実際に使われていた城です。天和年間(1681年~1684年)の大改革には、水谷勝宗に近世三大山城とされる形にされます。場所も結構な高さのところにあり、「天空の山城」とも呼ばれ景色も抜群に良いのが特徴です。
9.丸亀城【香川県】
慶長2年(1597年)に生駒親正・一正が築城し、その後元和元年(1615年)には廃城になってしまいますが、山崎家治が再建して京極氏が完成させます。城から見る景色が大変良く、瀬戸大橋一帯を見渡すことが可能です。階段を登る城もある中坂道になっているため比較的歩きやすくなっています。
10.松山城【愛媛県】
慶長7年(1602年)に加藤嘉明築城し、その後何年もかけて蒲生氏を経て松平の時代にやっと完成しました。標高132mの高さから景色を見下ろすことができるため、街並みを十分に楽しめます。歩くのが大変な方はロープウェイもあるので安心して城まで行けます。
11.宇和島城【愛媛県】
慶長6年(1601年)に藤堂高虎が築城し、その後富田氏を経て庶長子秀宗が入り出来上がるまでに長年かかりました。美しい城で、海などの景色も堪能できます。
12.高知城【高知県】
慶長6年(1601年)に山内一豊が高知城を造り、本丸の建物がそのまま残る城としてはこちらの城のみです。城の仕掛けなどもあり、見ごたえ抜群の城です。
まとめ
現代は城を建てることもほとんどないため、昔を感じられるロマンがあり歴史の深さを楽しむことができます。写真や言葉でもなんとなく迫力を感じますが、実際に見に行き、建物の造りや敵から身を守るための仕掛けなどを直に見るとまた違う感動があります。江戸時代よりも前に建てられた城はほとんど残っていないのも現実ですが、歴史や日本の城が好きでまだ行ったことがないという方はこちらで紹介している12城をぜひとも楽しんでみてください。